MAODUS /ミラ・マオデュス

パリ在住フランス人アーティスト。

1942年ユーゴスラヴィア生まれ。

私が彼女と出会ったのは私がスタージュをして勤めることになったサンジェルマンデプレの画廊である。旦那さんが日本人の大学教授ということもあり、日本人である私を可愛がってくれる。私が彼女のアトリエに遊びに行くと彼女はいつもおいしいご飯を用意してくれる。彼女のアトリエはパリ15区にあるCité Falguière(シテ・ファリゲール)というかつて多くのアーティストが暮らしていた場所だ。

彼女のアトリエには画家のスーチンがいた。このシテには藤田嗣治やモジリアーニもよく通っていた。今でも日本のメディアがミラのアトリエの撮影に訪れるという。日本でこの作家のことを知る人は少ないかもしれないが、1980年代に洲之内徹氏の現代画廊で六回ほど個展が続けてなされていたので覚えている人も少しはいるかもしれない。この作家は今日では具象画から離れてキリル文字を使ったメッセージをモチーフにした抽象画を描くようになり、新たな変貌を遂げた。彼女の作品を観ると色の組み合わせが独特でうつくしい。2013年に宮城県美術館で開催された「洲之内徹と現代画廊-昭和を生きた目と精神」展のカタログを見るとミリヤーナ・マオドゥシュについて洲之内徹の言葉が引用されて次のように書かれてれている。

「モチーフを様々に変える彼女について、洲之内は何を描くかのその何かは、外にあるのではなく内にある。その内にある何かがモチーフなのだと述べる。・・・火山の底にある溶岩が,あちらこちらに噴出口を求めているように、画家マオドゥシュのもつエネルギーはその時々に現れ方を変えるのだ。」

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